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2023.11.01

SEから漫画編集者へ転身!「どうしてもエンタメを仕事にしたい」という思いで紡いだ軌跡―—Webtoon編集者・志賀さん

eye catch

「大好きなエンタメを仕事にしたい!」

そんな思いを抱きながら挑戦した就活では大失敗。とりあえずSEになったものの、どうしてもエンタメへの思いを捨てきれなかったという志賀さん。勢いで会社を辞めたけれど、どうしたらいいのか途方に暮れていた志賀さんのもとにやってきたのは、ソラジマとの出会いでした。

この記事では、異職種からの転職組、Webtoon編集者・志賀さんにインタビュー。「未経験だけど漫画編集者になりたい!(けど不安…)」「今の仕事もいいんだけど、本当はエンタメの道を諦め切れていないんだ!(でも無理だよね……)」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

【志賀さんプロフィール】

・漫画、映画、ドラマ、アニメ、演劇……
 エンタメ好きな25歳(坂元裕二さんを敬愛しています)

・大学では演劇学を専攻し、「そもそも物語って何ぞや?」「演じるってどういうこと?」云々を学ぶ舞台の裏方をしたり、映画祭の実行委員をしたりしていました

・就活大失敗→SE→漫画編集者(今ココ)

就活失敗!邪な気持ちでSEに!

「就活大失敗」とのことですが、具体的にどのように就職活動をしていたのでしょうか?


志賀:私はごく普通の人間で、インターンも未経験、強いガクチカがあったわけでもありませんでした。

それでも「好きなことで生きていきたい…なにかエンタメに関わる仕事がしたい!特に大好きな映画を仕事にしたい!」という軸で就活をスタートします。

しかし現実は厳しいもので、全落ちして持ち駒がゼロに……もう後がない!みんな内定もらってるし、求人も全然残っていないし……というときに、なぜか受けたのがSE職でした。

面接で「本当は映画関係の道に進みたかったけれど落ちてしまった」と正直に話したところ、「うちは映画会社とも取引があるから、ITという立場で関われるチャンスがあるよ」と言われ入社を決意。100%邪な気持ちですね……。前職の人がこれを見ていないことを祈ります。


SEが希望だったわけではなかったのですね。それにしても、素直に「本当は映画業界に進みたかった」と話して採用が出るものなのですね……。実際に映画関係のお仕事はあったのですか?


志賀:はい。2年目の年、部長の計らいで無事に映画会社に出向できることになりました。終電帰りも多く想像以上に大変でしたが、今も仲良くさせていただいている先輩方にも出会え、充実した日々を過ごせたと思っています。

けれど、「映画にITの立場で関わる」という目標を達成できた結果、いざ他の会社に異動となったとき、なぜこの仕事をしているのかわからなくなってしまったんです。


映画に関われない環境では、モチベーションが保てなくなってしまったんですね……。


志賀:そうなんです。今までは大好きな映画と隣り合わせだったから、頑張れた。でももう頑張る気力が湧かない……なんて我儘なんだと殴りたいですが、多分私は、「好き」に関わる仕事じゃないと続けられないんだな…と実感してしまったときでもありました。

やっぱりエンタメに関わる仕事がしたい!という思いがどんどんどんどん膨らんでいき、転職先も決まらない状況のなかどうにかなるさ精神で退職、晴れてニートとなったのです。

どうやってソラジマに??

ニート!転職先が決まる前にスパっと退職したのですね。


志賀:コロナで求人はない、底をつきそうな貯金残高、でも今までの経験上何かエンタメに関わらないと辞める未来しか見えない…どうしたものかというニート期間を過ごしました……。

いったい、そこからどうやってソラジマに出会ったのでしょうか?

志賀:当時ソラジマにいた友人に「Webtoonの編集やりなよ!漫画大好きじゃん!!」と誘ってもらったのです。

確かに漫画は大好きだけど…編集者?バクマン?未経験でも大丈夫なの?そもそもWebtoonってなに?……たくさんのハテナが浮かび、友人を質問責めにしたことを覚えています。

不安もありましたが、それよりも「なんか面白そう」という気持ちが勝ち、すぐに代表前田に繋げてもらい面談を受け、トライアル期間を経て入社しました。

一般企業からの転職で感じたギャップ

「一般企業からの転職経験者」という立場から見て、ソラジマはどんな会社ですか?


志賀:一言で言うと、「とっても自由」!

目的がヒット作品をつくるためであれば、自分の考えでどんどん動くことができます。一般企業でよくある、上司の承認待ちで身動きできない…なんてことは皆無です。

前職では、決まったオペレーションやマニュアルがあるなかで仕事をしていましたし、意思決定の前に上司に報告が常だったので、「ここまで全部自由にやっていいの!?」と最初は驚いた記憶があります。
ただしその分、全て自分の責任。作品のヒット、スケジューリング、担当作品に関わる全ての責任が重くのしかかってきます。だからこそ、みんな自分の作品に、仕事に、責任を持って動いている。そんな環境が心地よく、私はとても好きです。


意思決定の範囲、裁量権の大きさが大きく違うということですね。


志賀:しかも同僚も、「絶対大ヒットを出してやる!」と頑張っている仲間たちばかり。
前職では、「自分がプログラミングしたシステムで日本を変えてやる!」という気持ちで頑張る人はおらず、私自身もそう思ったことはありませんでした……。本気でWebtoonというコンテンツで世界を変えるぞ!!と頑張っている人が近くにいるという状況が、すごく楽しくて刺激的で、わくわくするんですね。熱い気持ちで頑張っているみんなを見ると、私も頑張ろう!と燃えてきます。

ある程度の社会人歴がある私ですが、年下の方からも、インターンの子からも、学ぶことはたくさんあって、日々素敵な環境にいさせてもらっているなと感じます。

小さな目標と大きな野望

『逆行令嬢の復讐計画』©沢野いずみ/SORAJIMA Studio

かなりパワフルに業務にむかっている印象があります!そんな志賀さんが、ソラジマの仕事で「失敗したな」と感じた出来事はありますか?

志賀:自分の力不足で1プロジェクトを終了させてしまったことがあります。なんで生きてるんだろう……と絶望し、泣き暮らしましたが、私がソラジマのWebtoon編集者としてやるべきことはヒット作品をつくること。とことん落ちたらあとは上がるだけ、と思い直しました。
周りの皆さまにFBをいただいて、素敵なクリエイターの皆さまに恵まれて、なんとか走り続け……今、心から面白いと思える作品が公開手前まで来ることができました!

『逆行令嬢の復讐計画』©沢野いずみ/SORAJIMA Studio


失敗してしまった、で終わらずに、それをバネにして大きくジャンプしているところなのですね!

志賀:もしこれから私と同じ経験をする編集者がいたとき、「でも志賀だってあんな失敗してるのにいい作品つくってるしな……頑張るか……!」とそっと後押しできるようになりたいな、というのが密かに抱いている目標です(笑)

そして大きな野望は、「Webtoon編集者として日本を代表する作品をつくりたい」ということ。頑張ります!!

ソラジマはあなたを待っています!!!!!

『逆行令嬢の復讐計画』©沢野いずみ/SORAJIMA Studio

最初は「なにかエンタメに関わりたい」というところからスタートした志賀さんですが、ソラジマとの出会いで大きく変化したのですね。


志賀:「何かエンタメに関わりたい」という気持ちが、「Webtoon編集者として日本を代表する作品をつくりたい」という明確な目標となりました!あとはもうひたすら突っ走っていくのみです。

誤解を恐れずに言うと、私は「どうしても編集者になりたい!」という気持ちが最初からあったわけではありませんでした。でも……人生の教科書としている漫画にこんなセリフがあります。

「何かを始めるのに“揺るぎない意志”とか“崇高な動機”なんて無くていい 成り行きで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする」
まさにそうだな…と実感しているところです。もちろん、最初から明確な目標を持っている人はとってもかっこいいですし、尊敬しますよ!(笑)


編集者に興味があったとしても、Webtoonという業界に飛び込む勇気がなかなか持てないという人もいるのかなと思いますが、その点どうですか?


志賀:私の場合も漠然とした気持ちからソラジマに出会い、大きな野望を見つけることができています。
なので、「なんかソラジマ気になるな……」という気持ちだけでも大丈夫です。漫画が好き、エンタメが好き、好きを仕事にしてみたい!そういう気持ちがある人は、是非ご応募いただけたらと思います。

何かを始めるのに遅すぎるということはありません。いつだって、これからの人生で今が一番若いので!あのとき友人からの誘いを断っていたら…と考えると、人生って選択の連続だなあと感じます。


では最後に、ソラジマ編集職を受けてみようかな?と考えている方に向けてメッセージをお願いします!


志賀:私から1つ言えるのは、「ソラジマに入る選択をしてよかった」ということです。ソラジマでは、刺激的で楽しい毎日が待っています。心臓がキリキリすることも、ウ゛ワ゛ーとなることも本当に多々ありますが……!

あなたがこれから転職という選択をするときに、私の言葉が少しでも背中を押すことができたなら、こんなに嬉しいことはありません。まずは一歩、踏み出してみてください。

あなたと一緒に働ける日を楽しみに待っています!!!!!


志賀さん、ありがとうございました!

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