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2023.11.01
「私でもすごいものを作れる」と証明したい!インターンマンガ編集者の想い、業務の実態に迫る
キラキラの新生活スタートを夢見て大学入学を果たしたS本さん。しかし、彼女の夢はコロナ禍のリモート授業という形で一変してしまいます。理想のキャンパスライフとは全く違う「今日何した?」が積み重なる日々を打破すべく、行動し続けたS本さんが出会ったのはソラジマのインターンでした。
この記事では、学生インターンとして働いている大学2年生・S本さんにインタビュー。ソラジマの学生インターンに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
※この記事は2022年2月に作成されたものです。
目次
コロナ禍でスタートした大学生活。理想と現実、立ちはだかる壁
では、S本さんの大学生活について教えてください!
S本:高校を卒業、大学への進学を控えた私は、「充実した大学生に、俺はなる…!」と息巻いていました。
しかし、そこでまさかの強敵、コロナが流行し始めたんです。緊急事態宣言が出てフルリモート授業。理想のキラキラ大学生ライフとはうって変わり、家で1人パソコンに向かって座る真逆の大学生活が始まったのです……!
2020年に大学入学だったのですね!
S本:そうなんです!友達もできない、授業もわからない、なんで私の代だけこんなことに。何度も何度もコロナを恨みました。
しかし慣れとは怖いもので、気がつけば「オンラインって楽だ~!」と思うようになりました。そうしてグタグタとしているうちに大学1年があっという間に過ぎ去っていったのです。
そして、大学2年にあがる春休み、私は気付いてしまいました……。
「今年何した?」と。
時勢が時勢で仕方のないものもありつつも、振り返ったときの虚無感を想像すると恐ろしいものがありますね……。
S本:家でぐーたらして、何もしてないまま1年が終わっていました……。コロナのせいで……というのももちろんあります。でも「このまま何もせんまま貴重な大学生活が終わっていいのか?」「お前の思う大学生活ってこんなもんだったか?」「いや、ちがうだろ!!!このまま終わらせてたまるか…!」という気持ちが沸き上がって来たんです!こうして私の戦いは始まりました!
「今私がすべきことはなんだろう?」~インターンと出会うまで~
充実した大学生活にするべく、行動をスタートしたわけですね!
まずなにから着手したのでしょうか?
S本:まず最初に考えたのは、「今何がしたいのか」でした。
実は私には「成長に貪欲であれ」というポリシーがあります。
これの原点にあるのは、大好きな少年マンガなんです!
少年マンガに出てくるキャラは、すごく魅力的でとってもかっこいいですよね。どんなことが起きても、目標に向かって進んでいく姿を見て「自分もこんなかっこいい生き方をしたい!」と憧れるようになりました。そして、死ぬときに自分の人生を振り返って「最高の人生だったなあ〜」と思えるようにしたいと考えています。
だから、自分が成長する機会があるなら、失敗してもいいから挑戦することが大事だなと考えているんです。やらないで後悔するより、やって後悔するほうが断然いいなと。
まさにマンガの主人公のような心意気です!怖くなったり、後悔したりすることはなかったのでしょうか?
S本:いえ……そのせいで、今までも何度もいばらの道に足をつっこみ、大変なこと、辛いこともたくさんありました。何度も今すぐ楽なほうへ逃げたいと思ったことか……!
正直、失敗したり間違ったりするのはめちゃくちゃ怖いですし、小心者なのでビビり散らかしてます。怒られるのも嫌です。
ただ、それを乗り越えた先に、必ず「やって良かった!」「あの時逃げなくて良かった!」と思うことを私は知っています!そして、こんな小心者の自分を変えるためにもまずは「成長」という言葉に貪欲になって、色んなことに挑戦したいと思っているんです。
なるほど、では「成長に貪欲であれ」というポリシーにはまるような、自分を変えられるような場所を探した、ということですね。
S本:そうなります。どうせなら自分が成長できることをやりたいなと思いました。今までやったことない系統のバイトや資格勉強など、色々探しているうちに行きついたのが……「インターン」でした。
無知な大学生が知らない世界に飛び込んでみたら……。
S本:「インターン」という名前だけは聞いたことがあったのですが、詳しくは知りませんでした。でも調べてみると、社会勉強にもなる、給料もバイトより高い、成長できる、視野も広げられる、今私がやりたいことはこれだ!と思い、すぐにやろう!と思いました!
そこから、ソラジマへ応募を?
S本:いえ、大学2年の春〜夏まではソラジマではない別の会社でインターンをしており、そこではYouTubeの漫画広告を作成していました。
具体的には、脚本を書いて、コマワリの指示出しなどを行っていました。勢いで申し込んだものの、実は脚本なんて書いたこともないことはなかったんですよね(笑)
ましてや社会経験もない、ビジネス用語も知らない、本当に無知な状態からのスタートでした。しかし、ビジネス用語をはじめ、広告を作る中で大事なポイントなどなど、今まで知らなかった世界だからこそ、本当に色んなことを吸収させていただき、自分にとって大きく成長できた貴重な機会だったと思います。挑戦してみて良かったと心から思ってます!
未経験で飛び込んで脚本を書いていた、なんて驚きです……!
S本:、おかげで、私の中でインターンへの挑戦のハードルは大分下がりました(笑)
その会社での契約期間も終わり「次はもっと漫画に近い仕事をしたいな」と思い、いろいろ調べているうちに、ソラジマのことを知りました。
気になってはいたものの、あまり読んだことのないwebtoonの漫画編集者を本当にできるのかという不安、忙しい2年生で大学との両立がちゃんとできるのかなという不安などがあり、とても悩んでいたんです。
1社目のときのスピード感からは想像できないエピソードです。
S本:私の悪い癖なのですが、1回エンジンが入ったらノリと勢いでどんどん突き進むことができるけど、それが切れると再度熱が入るまで時間がかかってしまうのです。
だから、春から夏まで忙しかったし、1回落ち着きたいなと思っていました。バイトもあるし、テストもあるし、年明けからやろうかな〜などと言い訳を作り、目を背けていたのです……。
思い出せ、自分のポリシーを!ソラジマでのインターンを決意した理由
S本:上手く現実から目を背けてしまいそうだったとき、突然の転機が訪れてることになったのです。
以前のインターンでご一緒していた方から、まさかまさかなのですが「ソラジマというところで漫画編集者募集してるんだけど、やってみない?」とお誘いいただいたんです。
えっ、全くの偶然で、ですか……!?
S本:そうです。いや〜すごく驚きました...!
どういうご縁のめぐり合わせなのかと思いました。
もちろんためらいもあったのですが、「絶対将来やりたいことに近づくよ!」と言っていただき、これはもう神様がやれと言ってるんだなと。
私のポリシーは「成長に貪欲であれ」なのに、何をウダウダと悩んでいたのかと思い、すぐさまお話を聞かせていただくことにしました。
実際にソラジマに入ってみて感じるソラジマの魅力はどんな所にありますか?
S本:私が考える魅力は、大きく3つあります。
➀自分で考えて行動できる力が身につくところ
②編集者として、漫画を実際に作ることができるところ
③視野を広げてくれるところ
➀自分で考えて行動できる力が身につくところ
では、1つずつ詳しく聞かせてください。まず「➀自分で考えて行動できる力が身につくところ」について。
S本:私は失敗が怖くて、マニュアルにきっちり従ってきた人間でした。何も考えず、「マニュアルにそう書いてるからそれが正しい」と思い込みがちだったのです。
でも、そんな自分がすごく嫌で、ちゃんと自分で考えて行動できる人に憧れを持っていました。いつか自分で考えて行動できる力を身につけたいと考えていたのです。
実際にソラジマで働いてみて、最初はやはり先輩に頼ってしまい、なんでもかんでも質問をしたり、マニュアル通りの行動しかできていなかったり、が多かったですが、最近は自分で考えてから質問する癖が身についたように感じます。
②編集者として、マンガを実際に作ることができるところ
「②編集者として、漫画を実際に作ることができる」についてはどうでしょう。
S本:出版社を志望したときは、ぼんやりと「マンガに携わりたい」としか考えておらず、明確に「○○がしたいから出版社を志望している」というわけではありませんでした。ただ、マンガ編集者という仕事にはやはり憧れはあったので、学生のうちからそんな経験を積ませていただけるのはここしかないと思っていました。
③視野を広げてくれるところ
最後に「③視野を広げてくれるところ」についてお願いします。
S本:自分が生きている「狭い世界」の中でしか考えることができないこと、アイデア力がある方ではないことが、悩みの種でした。
しかし、ソラジマはマンガ編集者の方をはじめ、企画作家さんやクリエイターさんともお話させていただく機会があり、本当に日々「なるほど、そういう考えもあるんだ」と刺激をうけています。
色んな方がいらっしゃるからこそ、自分の視野をどんどん広げることができて、「もっとこうしたらいんじゃないのかな」というアイデアが以前に比べて自然と浮かんでくるようになりました。
まだまだここには書ききれない魅力がたくさんあるソラジマですが、やはり一番はここにいたら、絶対に自分を成長させることができる!と思い、挑戦してみようと決意しました!
ソラジマで担当している業務内容を公開します。
では、S本さんが入社してからどのような業務に関わってきたのかを教えてください。
S本:取り組んだのは大きく3つです。
➀01企画の作家採用
②新プロジェクトの制作進行
③アシスタント業務
順番に詳しく聞かせてください!
「➀01企画の作家採用」というのは、どのようなものなのでしょうか?
➀01企画の作家採用
S本:現在ソラジマでは、1からWebtoonの企画を作ってくださる企画作家さんを募集しています。そこで、私はその企画作家さんの採用業務を任されました。その業務が「➀01企画の作家採用」です!
「1からWebtoonの企画を作る」というのが「01企画」なのですね。
S本:そうです。大きく内容としては、
・Twitterを利用して、募集
・企画作家さんと面談
・企画書の審査
などを行いました。
私が入社した当時はこの制度がまだ完全に出来上がっていたわけではなく、右も左も分からない状況だったので、正直不安のほうが大きかったです。でも「ここまできたらやるっきゃねぇ」という一心で取り組みましたね。
多い日には1日で7名ほどの方と面談をして、お話するのは楽しいのですが、体力的な面ではめちゃくちゃしんどかったです。ただ、作家さんには色んな方がいて、もちろん私より歳上の方ばかりなので、お話をさせていただいてとても勉強になりました!
拙い説明だったのにも関わらず、優しく接してくださって、企画作家さんには感謝しかありません。そしてお忙しい中、お返事いただいた方々、本当にありがとうございました…!
②新規プロジェクトの制作進行
すでにあるフローを引き継ぐわけではなく、S本さんたちチームメンバーでやり方を考え、取り組んでいたのですね……!
では、「②新規プロジェクトの制作進行」についてお願いします。
S本:①の業務を乗り越え、選考を通過したあと、正式に採用となりました。そこで、自分の作品を持つか、新しいプロジェクトの制作進行をやってみないかと言われました。
プロジェクト制作進行の経験で大きく成長することができると思ったこと、この段階ではまだ自分がマンガ編集者としてやっていけるイメージが湧かず不安があったことから、まずは土台を作るためにも制作進行をやることにしました。
業務内容としては、マンガ編集者の業務とあまり変わらないのですが、簡単に説明すると
・企画の種になりそうなアイデアを探し
・ミーティングの議事録をとる
・企画書を作成の土台作り
・コンペのための準備(募集をかけたり、発注文章を作って送付)
などをさせていただいてます!
漫画編集者の方と相談しながら、こういう風にすれば面白いかもとアイデアも出させていただき、超ミラクル大ヒットとなるような作品にするためによりよい方法を常に模索しながらやらせていただいてます!
③アシスタント業務
制作進行と一言でいっても、いろいろな業務があるのですね。では、「③アシスタント業務」についてはいかがでしょうか。
S本:②と同時並行で、アシスタントとして先輩のマンガ編集者につき、色々な業務のお手伝いをさせていただきました。間近でどういうことをしているのかを拝見し、勉強させていただいたかたちです。
内容としては、
・ドレス発注の文章を考える
・コンペ文章を作成&送付
・終了後の請求書の送付
といったものを行いました。ちょうど立ち上げ期の作品のアシスタントをさせていただいていたので、作品を作る上での全体の流れや立ち上げの流れを知ることが出来、本当に勉強になりました!
②と並行してアシスタントもしていたのですね!ここまでで、だいたいどれくらいの期間になるのでしょうか?
S本:入社〜自分の企画を持つまで、だいたい3~4か月くらいですかね。
人によっては長いと感じる方もいるかもしれないですが、どの業務からも本当にたくさんのことを学ぶことができて、マンガ編集者になるための前準備として必要だったなと思っています。
いきなりマンガ編集者として仕事をするよりは、一見すると遠回りに見えるかもしれません。ですが、こうしていろいろな仕事をすることがいい作品を生み出す近道になるのではないかと思ってます。
と、言うと……?
S本:今まで、漠然としか「こういう作品を作りたい」と考えていなかったのですが、数々の業務を通して「こういうジャンルでこういうものが作りたい」と明確に考えることができるようになりました。なので、本当にやらせていただけてよかったなと思いますし、どの業務も欠かせない重要なものだと改めて思いました!
なるほど。マンガ編集者の仕事を間近で見ることで、解像度が上がったということですね。現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
S本:現在は自分の作品を作るべく、企画を考えている段階です。責任感をもちつつ、ヒット作品を作るためにこうすればよくなるのではないかと自由に動いています!自分の作品は今までと違って、全て自分の意思で動かせるので、逆に難しい部分もありますが、とても楽しくやらせていただいてます……!
「私でもすごいものを作れるんだ」と証明したい
S本さんの今後の展望、目標を教えてください。
S本:私の目標、それは…「私でもこんなすごいものが作れるんだと世界に証明する!」です。
私は横読みの漫画は大好きなのですが、縦読みの漫画は中学生以来あんまり読んだことがありませんでした。なので、自分が本当にマンガ編集者としてやっていけるのかなという不安のほうがとっても大きく、自信がなかったんです。でも、そんな思いを乗り越えて「こんな私でもすごいものを作れるんだ」と証明したいと思っています……!
そのためには、周りの漫画編集者の先輩方をはじめ、企画作家さんやクリエイターの方々の協力が必要不可欠になりますが、お力を貸していただき、世界が驚くような面白い作品をつくっていきたいと思います!
おお!どうですか、自信のほどは……!
S本:自信は……正直ありません!!(笑)
ただ、自信がないからこそ、まずは自分に出来ることを考え、慎重に、時に大胆に挑戦していければと思います。Plus Ultraの精神で頑張ります!!
インターンを考えている学生の方へ
熱い思いをありがとうございます!
最後に、ソラジマでのインターンを考えている学生の方へのメッセージをお願いします。
S本:「こんな私でも頑張れてるから大丈夫だよ」ということを1人でも多くの学生の方へお伝えしたいです!
ここまでの話からもわかるように、私はごく普通の、Webtoonなんてほとんど読んだことのない、才に恵まれたわけでもない、本当にただの学生です。不安な気持ちもあるかと思いますが、やる気とガッツさえあれば、知識は後からついてくるので、安心してください!!
学業との両立が不安な方もいらっしゃると思います。でも、それで諦めるのは本当にもったいないです。ソラジマは学業との両立の面も考慮してくれるので、一度相談してみてください。一緒に試行錯誤しながら、両立するための方法を見つけましょう。
正直……ソラジマでのインターン、おすすめできますか?
S本:大変じゃないといったらウソになります(笑)
が、自分を成長させるためにはうってつけです!
一緒にソラジマで成長できる仲間が増えたら嬉しいです!
お待ちしております。
「成長に貪欲であれ」というポリシーと、少年マンガから学んだ情熱と挑戦心を発揮して活躍するS本さん。そんなS本さんとともに働きたい、インターンに挑戦してみたいという方はぜひ、ソラジマにご応募ください。ご連絡をお待ちしています。