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2023.11.09

好きなことを仕事にして、2年。世界に届けたいのは「あなたのための物語」―—Webtoon編集者・志賀麗香

eye catch

「『私のための物語』を、多くの人に届けたい」


そう語るのは、ソラジマ入社2年になるWebtoon編集者・志賀麗香さんです。

志賀さんはSEからの転職を経て、現在はソラジマのカルチャ―のなかで「好きなこと」を楽しみながらいきいきと働いています。ソラジマでの2年間でどのような学びがあったのか、これからの展望も合わせて伺いました。

ソラジマで編集者になったからそれまでの殻を破れた

志賀さんはソラジマに入社して2年とのことですが、ソラジマに入社する前と今とを比べて、変わったことはありますか?


志賀さん:自分で考えてやっていく力がついたな、と感じます。

実は、ソラジマに入ったばかりの頃に結構大きなトラブルがあって。以前SEとして働いていた会社では何かあったらとにかく報連相、トラブルもまずは上司に報告するように指導されていたので、その時も反射的に代表……当時のWebtoon事業部は立ち上げ期で体制が整っておらず、上の人間は代表でした…に報告したんですが、返ってきた答えは「そんなこと報告されても困る。自分で解決して」だけでした。それで「ああ、ソラジマってこういう会社なんだ」と自分の中で改めてわかったというか、腑に落ちたんですよね。報連相をするより前に、まずは自分で手を動かして解決方法を探ることが大事なんだなと。


まさしく、ソラジマのカルチャーである「Freedom & Responsibility(自由と責任、ソラジマベストだと自分が判断したことであれば、自己責任で自由にやっていい)」を象徴するようなエピソードですね。

志賀さん:はい。ただ、実際働き始めてみたら「Freedom & Responsibility」のカルチャ―はすごくやりやすかったんですよ。

報連相って面倒くさいな、と思っていたのでそれがいらないソラジマのカルチャーは自由に動けてすごく楽なんです。そういう意味ではソラジマのカルチャーと噛み合っていると感じますし、ソラジマに入ったおかげで自分の殻を破れたというか、一歩踏み出せたと思います。

カルチャーにフィットしたからこそ得られた変化ですね。ただ、逆に必要なことでも相談しづらくなってしまうのでは、と心配にもなりますが、そういったことはありませんでしたか?

志賀さん:私がソラジマに入ったのはWebtoon事業部ができたばかりの頃なので、当時と今とでは空気感が違いますね。

昔はそれこそサバンナみたいな感じだったんですが(笑)、相談自体が駄目というわけではないので、上に話しやすい雰囲気だったり、相談したらきちんと答えてくれる環境はこの2年ですごく整ったなと感じます。なので、先ほど話したような事態には今はならないので、安心してほしいです!(笑)。

給料や福利厚生も含め働く環境が充実していて満足感が高い

代表と話す時は、どんなことを話されるんですか?

志賀さん:以前は、ソラジマの編集者としては古株なのもあって、「リーダーになってみない?」と聞かれることは結構ありました。

編集者はそれぞれチームに所属するので、そのチームリーダーですね。ただ、私は全く興味がなくて……。キャリアを考えるとマネジメントもやった方がいいとは思うんですけど、向いていないだろうなというのと、あくまでも作品に密に関わり続けるプレイヤーでいたい人間なので・・・ずっと断っていたら、そのうち誘われなくなりました(笑)


ポジションの打診を蹴っても構わない、というのもソラジマらしさを感じます。

志賀さん:そういうわがままも通してもらえるので、話しにくさはないですね。

提示されたポジションを受けるか受けないか、強制されることはないし、きちんと自分で決められます。ですが、新しいことに挑戦していきたい人はリーダーにもなれるので、自分次第で何にでもなれる環境だと思います。

何にチャレンジするかは、その人に委ねられていると。とても働きやすそうな環境ですね。

志賀さん:Webtoon事業部ができたばかりの頃と比べると、とても働きやすくなったと思います。個人的な話になりますが、SE時代と比べてお給料も上がりました…!福利厚生や会社の制度含め、労務の方たちが「長く働ける環境を整えてあげよう」と尽力してくださってるのが伝わってきます。

お給料が上がったというのも含めて、やはりSE時代よりも充実感やモチベーションは上がっていますか?

志賀さん:そうですね。雰囲気に出ているのかソラジマで働き始めてから周りに「なんか活き活きしてるね」「顔が明るくなったね」と言われることが増えました。もともと、就活の時はエンタメ業界を志して全滅した末にSEになりましたし、友人から「マンガ大好きなんだからWebtoon編集者やりなよ!!」と誘われたことがきっかけで編集者になったので、転職して良かったと思います。

▼志賀さんの入社当時のインタビューはこちらから!

SEから漫画編集者へ転身!「どうしてもエンタメを仕事にしたい」という思いで紡いだ軌跡―—Webtoon編集者・志賀さん

「大好きなエンタメを仕事にしたい!」そんな思いを抱きながら挑戦した就活では大失敗。とりあえずSEになったものの、どうしてもエンタメへの思いを捨てきれなかったという志賀さん。勢いで会社を辞めたけれど、どうしたらいいのか途方に暮れていた志賀さんのもとにやってきたのは、ソラジマとの出会いでした。この記事では、異職種からの転職組、Webtoon編集者・志賀さんにインタビュー。「未経験だけど漫画編集者になりたい!(けど不安…)」「今の仕事もいいんだけど、本当はエンタメの道を諦め切れていないんだ!(でも無理だよね……)」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

story.sorajima.jp

SEから漫画編集者へ転身!「どうしてもエンタメを仕事にしたい」という思いで紡いだ軌跡―—Webtoon編集者・志賀さん

「好き」を仕事にするソラジマ編集者は定着率100%

編集者としてのお仕事も、大変さよりも楽しさが勝っていそうですね。

志賀さん:はい、楽しいですね。

クリエイターさんの成果物が上がってきた時は、もう素晴らしすぎて「最高!!!」って毎回テンションが天井突破しています。大変なことも心臓の痛みも日々あるけれど、全部全部クリエイターさんからいただく原稿が帳消しにしてくださっていますね。本当に本当にありがたいです……。

作品のクオリティを上げるためのFBをクリエイターさんたちからいただくことも多くて、熱量高く作品に関わってくださるのが本当に嬉しいなと思っています。

お話していても、本当に好きなことを伸び伸びとやれている楽しい感じが伝わってきます。

志賀さん:周りを見ても、どの編集者もいきいきと働いているので、良い環境だなと思います。みんな心から編集者になりたいと思って入社してくる方ばかりなので、みんな何かしらエンタメに対して強い気持ちがあるんじゃないでしょうか。

それだけ仕事に対して思い入れがあると、定着率もかなり高そうですね。

志賀さん:そうですね。試用期間を突破した人は1人も辞めていないですね。ほぼ100%です。

100%ですか!Webtoon事業が始まってまだ数年とはいえ、それはすごい数字です。

志賀さん:念願の夢が叶って編集者になったからこそ、辞めるという選択肢がないのかなと思います。

私自身、前職のSEは映画会社への出向が終わって、エンタメとのつながりが切れた時点で仕事の意味を見失ってしまったので。環境的にも、ソラジマのカルチャーは自分に合っていると思いますし、マンガが大好きなので、この先もずっと編集者を続けていきたいという想いが強いですね。

「あなたのための物語」を世界中の人に届けられる編集者に

将来的には、やはり大ヒットを飛ばしたい、賞を取りたい、といったところが目標になるんでしょうか?

志賀さん:中期的な目標はそれで、大きな目標としては「あなたのための物語」を届けたいなと思っています。

個人的な話で恐縮なのですが、私は脚本家の坂元裕二さんが大好きでして……坂元さんの物語に触れると、烏滸がましくも「これって私のために書いてくださったんじゃないかな」と感じる時があるんです。そういうのに出会ってしまうと、生きてて良かったな、これからも生きてていいんだなと思えるんですよね。肯定してもらった気持ちになって、さらにはその物語を観ようと選択をした自分のことすら好きになれてしまうというか……

だから今度は、誰かにそう思ってもらえるような物語を届けたい。手元に置いておきたくなるような宝物みたいな物語でも、ふとしたときに拠り所になるお守りみたいな物語でも。

そういう物語を世界中の人に届けることが、編集者としての私の夢です。

とても素敵な夢ですね。その夢を叶えるために、こんな作品を世に出したい、といった展望があれば教えていただけますか?

志賀さん:今後はジャンルに捉われず、いろいろな作品に挑戦したいです。

クリエイターさんたちの持ち味を最大限引き出せる形で、試行錯誤を繰り返しながら挑んでいきたいなと思っています。


ありがとうございます。最後に、これからソラジマの編集者になりたいと考えている方にメッセージをお願いできますか?


志賀さん:これから、あなたと一緒にお仕事できる日を心待ちにしています!少しでもこのnoteが後押しできたなら幸いです。

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