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2024.03.24

(前半)【地上波ドラマ完成披露会現場レポ!】『シンデレラ・コンプレックス』担当編集者と突撃してきました!

eye catch

MBSドラマ特区にて2024年2月29日に実写ドラマが放送される、ソラジマ発のWebtoon『シンデレラ・コンプレックス』。

同年2月25日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて地上波ドラマ完成披露会が行われました。この完成披露会に担当編集者の澤田夢花さんとともに伺い、その様子をレポートします。

第1話の先行上映や、出演者のトークイベントを目の当たりにして、担当編集者は何を感じたのでしょうか。

原作に忠実なテンポや緊張感

「幸せな日常を壊したのは、一人の女子高生だった—」
「この女子高生、何かがおかしい—」

そんなゾクっとするフレーズでストーリーが幕を開ける『シンデレラ・コンプレックス』。

ある秘密を抱えるサイコパスJK、前園由良の毒牙にかかり、クラスの人気者教師、相沢陽介とその妻である舞が恐怖のどん底に落ちていく、ラブサイコスリラー作品です。

そんな『シンデレラコンプレックス』実写ドラマの第1話上映を前に、澤田さんは落ち着かない様子。

澤田夢花さん(以下、澤田)「まさか地上波でドラマ化するとは、と衝撃です。実は今回の地上波ドラマ化は他のソラジマ作品も候補として挙がっていたらしいのですが、個人的に『シンデレラ・コンプレックス』は最も選ばれる可能性が低いと考えていました。内容も描写も過激なので……。

今回製作陣として携わってくださっているのは同じくMBSの『サレタガワのブルー』などで実績を持っているチームの方々なので、そんな方々が私たちの作品をどう映像化してくれるのかドキドキです」

大スクリーンで上映される第1話は、原作の妖しい疾走感を忠実に再現し、テンポ良く進んでいきます。田中美久さん演じる由良が、飯島寛騎さん演じる高校教師の陽介を徐々に手玉にとっていく様子や、陽介の心境が変化していくさまが繊細に描かれ、ついつい視線はスクリーンに釘付けに。

上映が終了し、会場が明るくなると同時に「驚くほど原作に忠実に映像化してくれている」と喜びの感嘆を吐く一方、「とんでもないモンスターを作ってしまった気がする」と笑う澤田さん。

トークで明かされた、ドラマと撮影現場のギャップ

第1話の先行上映が終了すると、出演者の方々によるトークイベントがスタートです。

前園由良役の田中美久さん、相沢陽介役の飯島寛騎さん、工藤要役の森愁斗さん、相沢舞役の宇垣美里さんがドラマのオープニングテーマであるDeNeelの『富と果実』とともに登場すると、会場に熱を帯びた歓声が上がります。

それぞれのキャラクターを演じた感想を聞かれると、田中さんは「自然な感じに演じてしまうと由良らしさや彼女の持つインパクトが消えてしまうと思った。できるだけ原作に忠実に演じさせていただきました」と語っていました。

飯島さんは自身が演じる陽介を「悪い奴」と前置きしつつ、「陽介は人の持つ欲望が集まったような人間。それをいかに面白く表現できるかというところをものすごく考えました」と述べ、陽介の内面を緻密に観察して表現したいという役者魂を垣間見せていました。よく嘘をつく役柄のため、MCから「ちなみに、飯島さんは嘘は得意ですか?」と質問が飛ぶと、「……秘密」と笑顔で煙にまき会場を笑わせる場面も。

宇垣さんは舞という自身が演じる役について、「かわいそうなことしか起こらない」と話しつつ、「このあと、もっとひどいことになります」と視聴者の期待を煽る一言を口にしてくれました。

ハラハラが止まらないサイコスリラードラマにも関わらず、出演者同士の和気あいあいとした空気感が伝わってきます。ドラマのストーリーと撮影現場の雰囲気には随分とギャップがあったようです。

森さんが「田中さんが差し入れてくれたコーンスープがおいしかった」と話すと、飯島さんがすかさず「まるで僕が差し入れたかのように振る舞っていた」と話します。連携の取れたトークで会場を沸かせていました。

エンディングテーマに大興奮!?

ハロー!プロジェクトOGメンバー、SIOOM (from M-line Music)によるエンディングテーマ、『C\C(シンデレラ\コンプレックス)’24』に話が及ぶと、ハロプロファンだという田中さんのトークが止まりません。

原曲と今回の曲のアレンジなどについても、「この声はあの子の声だ! とファン目線で聴いています。歌詞もピッタリだし、エンディングテーマになるなんて、すごく嬉しい」と話しました。この曲がエンディングテーマに決定してから、毎日聴いているそう。

実はこのエンディングテーマ、澤田さんがドラマ化に関する打ち合わせの最後にぽろっと口にしたことが起用につながったのなのです。

澤田さんも田中さんと同じく、ハロー!プロジェクトファン。この『シンデレラ・コンプレックス』のタイトルも、 原曲の『C\C(シンデレラ\コンプレックス)』から取られています。

澤田「田中さんが言っていたこと、私も非常に理解できます。
もともとハロプロのレジェンド級のメンバーが歌っていた曲なので、それぞれのパートを誰が引き継ぐのか? という部分などがファンの中でも話題になっていました。
今回の選抜OGメンバーの中に私の十年来の推しがいたのも、嬉しかったですね。ダメもとでヲタクの妄想を口にしてみたら、まさかED主題歌になるなんて夢にも思いませんでした」

トークから伝わる、作品への熱意

トークイベントは和やかに進みます。

撮影を進めていく中で知った共演者の愛されポイントを聞かれると、話は徐々にお互いの仕事ぶりに関するものに変化していきます。

森さんは飯島さんを「一緒に仕事をしていて安心できる」、宇垣さんを「役に対する自分の思いを監督とすり合わせている姿を見て尊敬した」と話し、飯島さんも森さんを「工藤役を、いい意味で気持ち悪く演じている」、田中さんを「由良という役に対するチャレンジ精神がすごい、熱意が伝わる」と話していました。

雰囲気良く撮影を進めるだけではなく、お互いの仕事に対する姿勢を尊敬し合いながら関わっている姿が印象的です。

イベントの最後に行われたフリップトークでは、ドラマタイトルの一部である「シンデレラ」という言葉から導かれた「ひとつだけ魔法を使えるのならどんな魔法を使う?」の質問に、事前に書かれたフリップをもとにトークが繰り広げられました。

身長が152センチだという田中さんは「身長が伸びる魔法を使いたい」と話します。というのも、今回の撮影で飯島さんとの身長差が大きくキスシーンが大変だったからだそう。フリップトークで出てくる話題からも、このドラマに対する思い入れが伝わります。

そして、特に会場を沸かせたのは、森さんが使いたいと話した「幸せで溢れる魔法」。

「自分だけの幸せではなく、みんなに幸せを与えて、その幸せを受け取って、連鎖していく魔法があればいいな」という若干21歳の森さんの口から出た愛に溢れた発言に苦笑したのは飯島さんと宇垣さん。

「空を飛んでみたい。空を飛んで悪いことしたい(笑)」「愛犬と話せたらと思うので、動物と話せる魔法」と話した2人は、「大人なのに私利私欲に走った発言をして反省しました」と話し、最後まで会場が和やかな笑いで溢れたトークイベントでした。

『シンデレラ・コンプレックス』が示すWebtoonの可能性

最後に、本作の見どころを聞かれた出演者の4人。

宇垣さんは「このドラマは、ちょっと非現実的だけれど、現実の近いところで起こるホラー。どんどん不幸が降りかかる舞に対しても、舞を取り巻く怪物や妖怪たちに対しても共感できる部分があるはず。自分の中にある由良っぽさ、陽介っぽさを見つけてゾクっとしてほしい」と語り、森さんは「展開が早くて目が離せないシーンばかり。ぜひ見逃さないようにじっくり観てもらえたら嬉しい」と話していました。

飯島さんはこのドラマの反響の大きさを予想し、「陽介や僕のことを嫌いになってもいい。それはむしろこの作品にとって良いこと。どんどんSNSなどで発信して盛り上げてほしい」と視聴者と一緒に作品を作り上げていくことに期待を寄せていました。

「第1話を観ていただきありがとうございます」と改めて会場にいる観客に感謝を伝えた田中さん。「由良は自分の思い通りに物事を進めるための行動力がすごくある子。これから明かされていく由良の過去や気持ちを知って、少しでも由良を好きになってもらえたら嬉しい」と、由良の役柄とは対照的な無邪気な笑顔で答えていました。

エンディングテーマ『C\C(シンデレラ\コンプレックス)’24』とともに拍手で送られる出演者の4人のトークイベントを見て、澤田さんは何を感じたのでしょうか。

澤田「実際にスクリーンで視聴すると、出演者の方々が自分たちが作った由良や陽介という役柄にバチっとハマっていたのが印象的でした。もうすでに、あの4人の『シンデレラ・コンプレックス シーズン2』が観てみたいという気持ちにさせられました。

そのためにはまず、今回のドラマが話題になることが大事ですよね。トークイベントの中で飯島さんがおっしゃっていたように、視聴者の皆さんを巻き込んで作り上げられていくようなドラマになればいいなと思います」

「まだまだ横読みの漫画が主流な日本で、Webtoon作品である『シンデレラ・コンプレックス』が地上波でドラマ化されることになるとは思ってもみませんでした」という澤田さん。

漫画の企画立ち上げから約半年で連載がスタートし、TikTokのBUMPドラマでの実写化、そして地上波ドラマ化と、シンデレラコンプレックスならぬ、シンデレラストーリーを歩んでいるソラジマ発のWebtoon『シンデレラ・コンプレックス』。

「漫画のセオリーを知らない無邪気さと勢いが良かったのかもしれない」と澤田さんが話すように、スピード感をもって作者の純粋な「面白い!」が世に出ていくWebtoonには、まだまだ多くの可能性が眠っています。

「誰もがバカにする、大きな夢を叶えてみせる——」

今回の『シンデレラ・コンプレックス』の完成披露会は、そんなソラジマのコンセプト実現と、Webtoon市場の拡大、その両方の可能性を大きく見出すことができた時間だったのではないでしょうか。

おわりに

ソラジマでは「最高の編集者」と「最高のクリエイターさん」がともに作品を創っていくことが今世紀を代表するコンテンツに繋がると信じています。
最高の編集者と最高のクリエイターさんにソラジマを選んで頂くために、私たちは最高の成長環境を提供していきたいとおもっています。
ソラジマでは編集者だけでなくビジネス職種、コーポレートスタッフ含め、マンガ制作にアツい気持ちを持って取り組んでいます。
「誰もがバカにする大きな夢を叶えて見せるー。」「今世紀を代表するコンテンツを創る」というメッセージに共感した方と働ける日を楽しみにしています!

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