Webtoonクリエイター募集 | 株式会社ソラジマ
ソラジマは、注目をあつめるWebtoonスタジオにおいて、国内最多のオリジナル作品リリース数、国産作品として最大級のヒット作を誇るWebtoonの先駆者であり、日本だけでなく、世界中で愛されるような、今世紀を代表するコンテンツを創るエンタメ・スタートアップです。
sorajima.jp
クリエイター
2023.11.01
ソラジマでは、Webtoon作品のクリエイターさんを大募集しています!
完全在宅の分業制で、「ネーム」「線画」「着彩」など工程が細かくわかれているので、得意分野で参加できます。とはいえ、Webtoonでの漫画制作が初めてだと、興味はあっても自分にできるかわからない、と足踏みしてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、「ソラジマのクリエイターに応募してみたいけれど悩んでいる・・・」という方に向けて、ソラジマでネーム作家として活躍されている酒井だんごむしさんにお話を伺いました。
『薬師オリヴィエは愛する公爵に死を贈る』©当麻咲来 / SORAJIMA
漫画家、ネーム作家としてのキャリアを始めるようになったきっかけは何でしたか?
私はもともと高校生の時に漫画研究会に入っていて、大学でも絵の勉強をしたいと思っていたんです。
ですが希望していた大学には受からなくて、結局、普通に会社員になりました。ただある時、関東に引っ越すことになったので、せっかくの機会だからと出版社に持ち込むようになり、猫雑誌で漫画家デビューすることになりました。
しかし、いろいろやるうちに自分の実力不足を痛感したので、週刊雑誌の作家さんのアシスタントの仕事をしながら、自分の作品も描いていました。そのうちに広告漫画や子ども向けの児童書の動物漫画、大人向けの短編などの仕事もいただけるようになって。そんなとき、漫画家友達から「最近はWebtoonって漫画があるみたいだね」という話を聞いて調べてみたんです。それでWebtoonにはネームだけの仕事があることを知って、面白そうだから選考を受けてみよう、と思ったのがネーム作家になったきっかけですね。
なぜソラジマに応募しようと思ったのでしょうか?
Webtoonの制作を行っている会社のホームページをいろいろ探している中で、ソラジマはクリエイター応募までの流れがわかりやすかったんです。担当クリエイターになるためには何が必要なのか具体的に書いてあったのも、どの工程で応募するかを決める上でとても助かりました。
一番いいなと感じたのは、クリエイターに対して報酬の情報をしっかりオープンにしてくれていることでした。
たまに、仕事の依頼をいただいても、最初のメールでお金の話について一切触れられていないこともあるんです。仕事である以上、やはり報酬はきちんと確認しておかなければならない部分です。なので、お金についてオープンにしているということは、ソラジマとクリエイターがビジネスパートナーとしてお互いを尊重し、安心して仕事ができる環境作りにしっかり取り組んでくれているんだな、と思えました。
あと、選考が進んでトライアルで出されたお題にも好感を持ちましたね。
お題からは「脚本を漫画として面白く見せられるかどうか」の実力を把握したいんだな、という意図が伝わってきました。これはネーム作家には必要不可欠な能力ですし、ソラジマはそういう能力をきちんと確認して、見てくれている会社なんだなという部分も安心感につながりました。
Webtoonの工程の中で、なぜネームを選んだのでしょうか?
プロットさえできていればネームを速く上げるのは得意だ、という自信があったんです。
これまで漫画を描いてきた中で、プロットを考え、文字で打ちながら同時に頭の中でそれを漫画の画面にする癖がついていたんですよね。Webtoonは週刊連載だし、作品が発表されるスピードを見ていると筆の速さは結構求められるんじゃないかな、と思ったのもあって、得意分野で応募することにしました。何より、漫画としての画面を作っていくことが楽しいですし、面白いとも感じるので、自分でネーム作家向きだと思っています。
『薬師オリヴィエは愛する公爵に死を贈る』1話のネーム
ネームは各工程の中でも横読み漫画との違いが目立ちますが、作品制作の際に苦労などはありませんでしたか?
最初はスクロールした時の見え方になかなか慣れなくて、いつの間にかコマが詰まってしまったりして大変でした。実はクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)にはWebtoon制作用に実際の画面表示ができる機能もついているんですが、その機能に気づくのも遅すぎました(笑)
あと、縦読みなのにキャラの顔の横に吹き出しを書いてしまうこともよくありましたね。Webtoonは縦スクロールで読み進めるので、吹き出しがキャラの顔と同じ位置にあると、読者はどれを先に読めばいいかわからなくなってしまうんです。だから、できるだけ顔の位置からずらして吹き出しを配置するんですが、横読み漫画の時に顔の横に吹き出しを置いていた癖がなかなか抜けなくて、うっかりやってしまうことも多かったです。
あと、顔の大きさやカメラの引き方、読む時のスクロールの速さ、といった読者さんから見て読みやすい演出を覚えるのも大変でした。編集者さんから赤入れでいろいろ教えてもらいながら修正し、発表された作品を読んで反省点をチェックして、また他の作品も読んで・・・と、体で覚えていきましたね。
初めてのWebtoon制作にあたって、編集者とのやり取りでこれまでと大きく違った点はありましたか?
ソラジマの編集者さんからの反応は驚くほど速かったです。
ネーム担当としては、脚本家さんの意図とずれていないかが一番心配になる部分なんです。ですが迷った時には編集者さんに連絡すると、1日もしないで返信をもらえて。そういうスピード感は本当に助かります。
それに、編集者さんとのやり取りを通して相談能力が格段に上がったと思います。自分ひとりで考えても時間の無駄になることって案外多いので、迷ったら言語化してなるべく早く相談する、というプロセスを徹底するだけでネーム制作中の迷いが減って、作業がスムーズに進むようになりました。編集者さんと話して、キャッチボールのように自分からボールを投げ、戻ってくるボールに応じて判断する、幅広い選択肢から結論を選ぶことができるようになったんです。
それに、どうやって質問したらいいのか、自分が持っている課題点をどう言語化して伝えるべきか、常に考えるようになったことで、自分でも「ここが理解できていなかったんだ」と自覚できて成長につながりました。なので、まめに話せる時間をいただけたのはすごくありがたかったです。
受け取ったシナリオから、どうやって演出方法を考えていますか?
ソラジマの脚本は、導入や山場、引きなどを分けて記載してくれているので、演出方法は考えやすいんですよね。脚本自体にも赤色や青色で強調すべき部分、見せゴマなどもわかりやすく指定が入っているので、まずはそこに重点を置きながら読んでイメージを膨らませています。
ネーム作家によってやり方は様々だと思いますが、私の場合はストーリーにどっぷりハマって登場人物になりきるタイプなので、キャラクターの感情曲線を頭の中で描いて「山場はどこだろう」と探していますね。「この子の、この感情を最大限に表現するためには?」と考えながら、詳しい演出やコマの大きさ、割り振りを決めていっています。
分業制での漫画制作で大変なことはありますか?
ネーム作家としては、どういうストーリーがくるのかわからないことや、自分に対応できるか、わかりやすく表現できるだろうか、という不安はあります。
ですが、実際に分業制で作品制作がスタートすると、脚本をいち早く読める楽しさが強かったですね。楽しみながら脚本を読むと、この物語をどうやって絵にしていこうか、と想像が無限に広がっていくんです。ただ、そこで作画カロリーが膨大になり過ぎないようには気をつけています。1人で漫画を創っていた時、ネームの段階でものすごく複雑な背景を設定してしまって、作画する時に苦労して過去の自分を呪いたくなった経験がたくさんあるんですよ(笑) なので、「ここまで書き込んでしまうと、線画や着彩の工程で大変になってしまうな」と考えて、物語に必須かどうか判断しボリュームを調整したりしていますね。
ネーム作家、Webtoonクリエイターとして日常的に取り組んでいることはありますか?
今でもそうですが、Webtoon作品の担当が決まってからはたくさんの作品を読んでいます。
スマートフォンの画面だとどう見えるのか、フレームの中に綺麗に収まっているかといった部分は読んでみないとなかなか掴めないので。そういったポイントに着目しつつ他の作品を読んで、いいなと思った演出やカメラワーク、描き方などは、よく空中に描いて「ああ、こういうことか」と理解していますね。細かく覚えておきたいシーンなどは、ノートに模写することもあります。
ドラマや映画を観る時も似たような感じで、画面のレイアウトやパース(遠近法)と人物との関係性を考えたり、フィルムスタディといってシーンごとに各要素を抜き出して構図の意図を探る、といった練習もしています。ただ、このあたりは横読み漫画を描いている頃から意識しはじめたことですね。
『薬師オリヴィエは愛する公爵に死を贈る』2話のネーム
『薬師オリヴィエ〜』のネーム制作で特にこだわった部分、注意していた部分はありますか?
『薬師オリヴィエ~』はロマンスファンタジージャンルの作品ですが、自分の作品ではまだ同ジャンルを描いたことがなかったので、まずはジャンルそのものの良さを理解しよう、と思いました。
最初にやったことは、自分の過去にある使えそうな体験や感情を見つけること。小さいときに『ベルサイユのばら』を本がボロボロになるまで読んでいた時のワクワクした気持ちを揺り起こすことでした。それに、ロマンスファンタジーのWebtoon作品もたくさん読み込みましたね。凜とした美しいキャラクターを求めているであろう読者さんのニーズに応えるにはキャラクターをどう見せればいいか、作品を読みながら分析して、それらの要素を積極的に取り入れていこうと意識していました。
そうしてインプットしたジャンルの基礎に、『薬師オリヴィエ~』ならではの魅力を載せていったんです。例えば主人公のオリヴィエの良さ、苦難の中でも色褪せない凜とした意志、優しい心を、Webtoon作品として映えさせるにはどう見せるか。技術的な面では、コマにキャラクターを置く時の目線であったり、気持ち良くサクサク読んでもらうための視線誘導やリズムについても試行錯誤しました。
連載を終えて感じたこと、成長できた部分について教えてください。
技術的な課題もまだまだ多いのですが、どうしたら次の工程を担当されるクリエイターさんが悩むことなく作業できるか、を考えることは本当に大切だなと思います。
これは今後の作品でも気をつけていきたいところなんですが、1人で作品を創る時のネームはただの棒人間で、顔の大きさや等身も適当なんです。でも『薬師オリヴィエ~』を連載するうち、次の担当の方にお渡しするとなると、今までのやり方では画面に対してのキャラクターの大きさがわかりづらいかも、と思い始めたんですね。なので、次回以降はキャラクターの等身に合わせて、よりわかりやすいネームに改善していこうと考えています。
『薬師オリヴィエは愛する公爵に死を贈る』3話のネーム
Webtoonのネーム作家にはどのような人が向いていると思いますか?
目の前にある物語の世界に、知らず知らずのうちに没頭してしまう人ですね。
それこそ小説を頭の中で絵にして想像する妄想力だったり、漫画にしたものを初めて読む読者さんに向けて第三者目線で物語を考えられる力は、ネーム作家には欠かせない能力です。頭の中で想像したものを目に見える形にアウトプットする、それだけでなく初めて見る人でもスムーズに理解できるように、常に一歩引いた目線を持って作ることも大切なんです。その過程を楽しめる人なら、ネーム制作に向いているんじゃないでしょうか。
Webtoonにフォーカスして向き不向きを考えるなら、複数人が作品創りに関わるので、締め切りを守れることも大切ですね(笑) ですが、そういう大変さがある反面ソラジマのWebtoon制作はまさに「チーム制作」で、分業制だからこそ仕事を通して各工程の勉強ができますし、経験値を培えるので、成長したい人に打ってつけだと思います。
ネーム作家の仕事を探している方やWebtoonの仕事を検討している方に、メッセージをお願いします。
まずは創ってみないと何が正解かもわからないので、迷っているなら飛び込んでみてください。
私は過去、横読み漫画の持ち込みで、1回目はダメでも2回目で伸び幅を見てもらえたことがあったので、なんでも1回受けてみよう、と思うことにしています。最初はダメでも、失敗をもとに練習して再チャレンジすればいいんです。
それにWebtoonを創るのって本当に楽しくて、自分の絵柄では描けないジャンルやストーリーの制作に関われるのは、分業制ならではの経験です。1人だと、いいアイデアが浮かんでも自分の絵に合わなければ描けませんが、分業制なら他の工程を各担当のクリエイターさんにお任せできますからね。
何より、自分の仕事に他の方々の努力、経験で培われた技術が折り重なって作品として洗練されていく過程は、本当にテンションが上がりますし、やる気も出ます。ネーム作家としては、作品を手がけてくださるネーム以降の担当の方々が作業しやすい、面白いネームを作ることが腕の見せ所なんですが、その技術を試行錯誤して磨いていくことも楽しいですよ。
これからの夢、キャリアについて教えていただきたいです!
読者さんが「ああ、楽しかった」と、読んだ後に少し気持ちが軽くなる作品を、安定的に創れるようになりたいです。
自分が今までそういう作品に助けられてきたので、今度は自分が生み出す側になりたいなと。Webtoonを初めて読んだ時、横読み漫画とは全く違う視線誘導や流れになっていて、純粋にワクワクしたんです。だから、その時の気持ちを持ってWebtoonの仕事は今後も続けていきたいですし、なるべくスピード感を持って脚本を漫画へと変換していけるように、もっともっと頑張りたいですね。
酒井だんごむしさんのように、もともと横読み漫画の作家として活躍していた方もソラジマのクリエイターにはいらっしゃいます。
縦読みスクロールのWebtoonは横読み漫画に慣れていると大変な部分も確かにありますが、Webtoonでしか味わえない面白さや楽しさ、分業制のチームで制作する経験は、他ではなかなか得られないものではないでしょうか。
ソラジマではクリエイターさんが安心して仕事ができるように、信頼関係を築ける環境づくりを徹底しています。Webtoonに少しでも興味があるクリエイターさんは、ぜひソラジマのクリエイター募集に応募してください!
☁️クリエイター応募はこちらから!
Webtoonクリエイター募集 | 株式会社ソラジマ
ソラジマは、注目をあつめるWebtoonスタジオにおいて、国内最多のオリジナル作品リリース数、国産作品として最大級のヒット作を誇るWebtoonの先駆者であり、日本だけでなく、世界中で愛されるような、今世紀を代表するコンテンツを創るエンタメ・スタートアップです。
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