編集者
2024.10.29
【入社でモヤモヤが晴れた!?】体育大サッカー部からソラジマ編集者に転身したきっかけとは【編集者 宮原 啓太】
はじめに
ソラジマには、編集業務未経験で入社した編集者が多くいます。 なかには、一見Webtoonやエンタメの世界とは遠い分野で活躍していたという編集者も。
今回はそんな「少し変わった経歴を持つ編集者」の1人である、宮原 啓太さんにインタビュー。
幼少期から大学までサッカーに打ち込み、3年間のフリーター生活を経てソラジマに入社した宮原さんの、入社の理由やエンタメの世界に足を踏み入れたきっかけをお聞きしました。
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フリーター生活で得た気づきによって編集者の道に
宮原さんは、体育大学のサッカー部から3年間のフリーター経験を経てソラジマに入社するという、珍しい経歴をお持ちですよね。学生時代は「卒業後もスポーツでやっていこう」ということを考えていましたか?
宮原 啓太(以下、宮原):たしかに、現在もよく社内でいじられるくらい「体育大のサッカー部出身」という経歴は異色ですよね。
サッカーは今も好きですし、運動はずっと得意だったので「サッカー選手になれたらいいな」と思っていました。しかし、大学生あたりで自分はプロを目指せるレベルではないということを理解しました。
卒業する際も自分が何をしたいのか決めきれず、なんとなく就職することを躊躇してしまって、3年間フリーターをしていました。その間は、サッカースクールのコーチをやりながら、以前から書いてみたいと思っていたライトノベルなどの小説を執筆していましたね。
サッカーと小説の執筆に勤しむなか、どうしてエンタメの世界に飛び込もうと考えた理由を教えてください。
宮原:フリーターで社会人経験がなかったので、「まず一旦就職してみよう」と考えたのが理由の一つです。選択肢としては、そのままサッカースクールのコーチとして就職するというものと、興味があるエンタメの分野で何か新しいことを始めてみるというものがありました。
サッカーに関しては、「好きではあるけれど、これから先40年も続けられるのか」という疑問があったんです。
そこで、エンタメ業界に挑戦してみようと考えました。
小説や脚本などを書くクリエイターではなく、漫画の編集者を選んだ理由はなんですか?
宮原:3年ほど小説を書いているなかで、「自分はゼロから1を作るよりも、1を100にするような仕事のほうが得意なのかもしれない」という気づきがあったためですね。 わりと論理的に物事を考えて進めるタイプなので、編集者に向いているのではないかと考えました。 自分自身の創作活動にも活かせるのではないかと考えたのも、編集者をやってみようと考えた理由の一つですね。
ということは、今後の小説執筆についても見据えているというイメージなのですね。
宮原:その部分でいうと、「まだわからない」というのが正直なところです。 まずは、自分が挑戦した編集者というフィールドで、ヒット作を出したいと考えています。 また、僕はソラジマが好きなので、「今後ソラジマではない場所でほかの仕事をする」ということを今はあまりイメージはできないんですよね。
成果を出したあと、どう考えてどう動くかは未来の自分次第、と思っています。
ソラジマが好きとのことですが、ソラジマに入社したきっかけはなんですか?
宮原:編集者の仕事がないか探している最中、創作者コミュニティに入っていたのですが、そこにソラジマCEOの萩原さんが参加されていて、ソラジマでの仕事についてのお話を聞いたことがきっかけです。
他社の採用情報なども見ていたのですが、ソラジマのログラインやカルチャーに共感しましたし、純粋に「楽しそうだ」と感じました。
3年ほどフリーターをしていたこともあり、就活そのものにそこまで自信があったわけではないのですが、機を待っていたらただ時間が過ぎていくだけですよね。「もう受けてしまおう」と勢いでソラジマ採用試験を受けたらそのまま採用された、という感じです。
採用試験中に希望ジャンルのチームが発足!
宮原さんは、現在ソラジマでどのようなジャンル、作品を担当していますか?
宮原:男性向け作品を作るチームで、編集者として作品作りを行っています。
現在はリリース前の作品を1つ進めていて、これからさらに2つほどなるべく早くプロジェクトを立ち上げたいと動いている状況です。
男性向け作品のチームに所属しているのは、宮原さん自身の希望によるものですか?
宮原:そうですね。しかし、実は僕が入社する前、ソラジマには男性向け作品のチームがなかったんです。
採用試験で、「男性向けチームがない状態でも男性向け作品をやりたい」ということは伝えていたのですが、一次試験を受けた5日後くらいに「男性向けチームができました」というお知らせがきて……。もうやるならココしかない!と思いました。
ただ、もしタイミングよく男性向けチームが発足していなくても、僕は自分自身で決めて男性向け作品を作っていたのではないかと思います。
現在、個人的に「異能バトルもの」の作品を作ってみたいなと考えています。もちろん、ベースとしてそのような作品はWebtoonでも多くあるのですが、キャラクターひとりひとりの能力を掘り下げた、“濃い”作品を作りたいですね。
実際に編集の仕事をしてみて、想像していたものとのギャップはありますか?
宮原:思ったよりもやることが多い!というギャップがありました。
キャラクターデザイン一つにしても、現在のデザインだけではなく子ども時代のデザインも必要、ロゴも準備しなければいけない、など、作品に対して準備するものがかなり多いです。
また、Webtoonは横読み漫画と違い、カラーの工程に対しての編集・確認作業なども入ってきます。編集経験者でもWebtoonに対してチューニングしなければいけないことが多いなか、未経験者はさらに学ばなければいけない要素があるので、そこが大変な部分ではありました。
ソラジマ特有のものでいえば、勉強会が多いというところでしょうか。
僕自身がギャップを感じたというよりも、これはソラジマが他社と大きく違う部分だと思います。チームで一緒に研究し、一緒にチーム内の作品を作り上げていくという感覚があります。
編集者をやっていて、楽しいと感じることや感動することはありますか?
宮原:やはり作家さんと脚本を面白くするための議論をしているときや、面白いネームが上がってきたときなどは感動しますね。これは自分自身が小説を書いていた経験があることも大きく影響していると思います。
逆に、僕は線画や着彩などの作画の分野に疎い部分があるので、その部分の良し悪しを判断する際に苦労することがありますね。
ソラジマでは「周囲とのギャップ」がない!
宮原さんの子ども時代のことをお聞きできればと思います。大学ではサッカーをされていたとのことですが、子ども時代、学生時代はどんな性格だったのですか?
宮原:子どもの頃も大学時代とそう変わらず、サッカーが中心の生活でした。友人関係もサッカーの仲間がメインでしたね。
ただ、自分を取り巻いていたコミュニティと自分の中身に、ギャップを感じていた部分があったように思います。
やはりサッカーなどスポーツをやっている人って、皆で遊んだりワイワイしたりすることが好きな人が多いんですよね。僕ももちろん、そういったシーンを楽しんではいたのですが、1人でゲームをしたりアニメを観たり、小説を読んだりというオタク気質な部分があったので、なかなかその部分を出せずにモヤモヤしていた部分がありました。
小学生の頃は自分のそういった部分をうまく言語化できないがゆえに、明るく気楽に生きていた部分もあったのですが、成長するにしたがって自分の性質が顕著になっていき、友達もそこまで多くない学生時代でしたね。小説やアニメの話を語り合える友達もいなかったですし。
ソラジマは僕と性質が似た雰囲気の人が多いので、自分を出して楽しく働けている感覚があります。
ソラジマには同じ気質の人が多いのですね。そのほか、ソラジマの雰囲気やカルチャーで自分の性格と合っていると思う部分を教えてください。
宮原:僕が最も好きなのは、フィードバック文化ですね。
学生時代などは、正しい意見をいってもあまり受け取ってもらえない、話を聞いてもらえないという場面は意外に多いと感じています。しかしソラジマでは、フィードバックを出せば必ず受け取ってくれて、改善すべきところはすぐに反映するという人ばかりです。
コミュニケーションのストレスがないですね。
宮原さんが考える、ソラジマの編集者に向いている人や「こんな人にソラジマの編集者をやってほしい」と感じる人はどんな人でしょうか?
宮原:夢があるのに動けないでいる人や、大きな夢を持っている人です。
これは僕自身の経験からきていることなのですが、高校生くらいから小説を書いてみたいなと思いつつも、なかなか周囲に言えずに動けなかったんですよね。
ソラジマは、どんな小説やラノベを読んでいる、こんな目標を持ってやっている、という話を口にしづらいことが一切ない環境です。これまでなかなか言いづらかった部分を一度解放することで動けるようになる人は、ぜひソラジマで働いてみてほしいと思います。
これは大きな夢を持っているという場合も同じで、やはり大きな夢を口にすることで笑われてしまう場面はありますよね。普通はなかなか口にしづらいと思うのですが、ソラジマはそれを口にする人しかいないですし、バカにもされません。
何かエンタメの分野で大きな夢を叶えたいと思っている人にはよい環境ですね。
自分が思う「最高」を超える
それでは最後に、宮原さんの「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください。
宮原:大きな夢すぎてかなりざっくりしているのですが、やはり”たった今”自分のなかで最強だと思うものを超えたい、という夢があります。
「国内No.1の少年誌よりも売れる作品を作り、僕が最も好きな“聖杯戦争もの”の作品を超える」というイメージです。
おわりに
「自分の好きなものを口にしたら、変な人だと思われる」 「やりたいことや夢があるけれど、多分わかってもらえない」
そんな思いを抱えて、踏み出すことを躊躇していませんか?
宮原さん曰く「ソラジマは熱いものを持っている変人の集まり」だそう。誰も相手のやりたいことや好きなもの、想いを否定しません。
ソラジマなら自分の夢を実現できそう。——少しでもそう感じた方は、私たちと一緒に「今世紀を代表するコンテンツ」を創ってみませんか。
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