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2024.06.23

【大学院を中退しソラジマ編集者に!?】自分の作品で誰かの価値観を変えたい【編集者 石川 卓実】

eye catch

はじめに

漫画の編集者になるためのルートはさまざまです。
社会人経験がない新卒から漫画の編集者になるには、「大手出版社に就職」というルートを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

Webtoonの世界は出版業界に比べてまだまだ新しい業界ではありますが、ソラジマでは社会人経験のない人でも漫画の編集者として活躍できるチャンスがあります!

今回インタビューした編集者、石川卓実さんもその1人。

エンタメとは異なる観光学の大学院を中退して、ソラジマへの入社を決めた石川さん。入社の決め手や、入社後に感じたソラジマの魅力についてお聞きしました。

【この記事はこんな人におすすめ】

・新卒から漫画の編集に携わりたい!
・社会人経験がなくてもソラジマの業務についていけるか知りたい
・ソラジマの編集者にはどんな人が多いのか知りたい

大学院を中退してソラジマ入社を決意

石川さんがソラジマに入社しようと思った理由はなんでしょうか?

石川卓実さん(以下、石川):きっかけとしては、YouTubeを観ていたときにたまたまソラジマTVの動画が流れてきて、それを観たことです。第一印象は「他の漫画を出している出版社などとイメージが違って面白い会社」という感じでしたね。

動画に出ている人たちの仕事に対する熱量やカルチャーを目の当たりにして、「めちゃくちゃ熱い会社じゃん!」と感じたことで応募を決めました。

ソラジマへの入社が決まるまでは大学院生をしていたんですよね?

石川:はい、ソラジマ入社のために中退するまで、大学院で観光学を研究していました。

実は、ソラジマの他にも内定をいただいていた会社があったのですが、そこも漫画などとは関係のない会社で……ソラジマに入社するまでは、ほぼエンタメとは関わりのないキャリアプランを描いていました。

とはいえ、昔から漫画は大好きで、漫画とともに成長してきたような人間ではありましたね。
実は、就活中に出版社は一社だけ受けていました。
アフタヌーンが好きだからという理由で講談社だけ受けていて二次試験で落ちています。
アフタヌーンじゃなかったら出版社はいいやと思っていたので、ソラジマTVをたまたま目にしなければ、もう一度編集者の仕事を目指してみよう、という気持ちにはならなかったのではないかと思います。

大学院を中退して、未経験の編集の仕事をすることに不安はありませんでしたか?

石川:正直、ほとんどなかったです。
今までも、あまり偏差値の高くない高校から国立大学を目指して合格を勝ち取ったり、俳優目指して一年以内で舞台出演したり、挑戦のためにどこかに飛び込んでいくようなことの連続だったので。
大学院の卒業を蹴ってソラジマに入社したことは、自分の中ではそこまで違和感を持つ決断ではなかったですね。

※プライバシー保護の観点から、モザイク加工をさせていただいております。

ソラジマで出会った未開拓のジャンル

——石川さんは現在、ソラジマでどんな作品を担当していますか?

石川:現在は、女性向けのロマンスファンタジーを中心に、3作品を担当しています。1つが今夏、もう1つは秋あたりにリリースされる予定です。
メインは女性向けのロマンスファンタジーですが、4作品目は少し違うジャンルのものを担当する予定でいます。

——女性向けロマンスファンタジーを担当する上で難しい部分はありますか?

石川:めちゃくちゃあります!
僕自身は少年漫画や青年漫画を読んで育ってきていますし、雑誌でいうと『アフタヌーン』などに掲載されているような人間のコンプレックスや、心臓がぎゅっと掴まれるような描写がある作品が好きなので。
ロマンスのドキドキが多い作品や、女性が強く成長していく作品など、女性向けの漫画はほとんど読んでこなかったので、最初は苦戦しました。
特に、女性が感じる面白さや、作品へのニーズを捉えることが難しかったです。

——女性向けジャンルを担当してよかったと感じることはありますか?

石川:これまで自分が知らなかったことを知ることができたときです。
女性向けロマンスファンタジーを担当しなければ読むことがなかった作品に出会えたり、新たな視点が生まれたりしたことは、自分の力になっていると感じます。

女性向けのジャンルを担当してみたら、男性向け作品を読んだときにも「あれ?これってこういうことかな?」とこれまでと違う見方ができるんです。
ジャンル関係なく、自分の中に知見が育っている実感ができるのは嬉しいです。

あとは、編集についてというよりは、人生に役立ちそうという観点で、シンプルに「女性が喜ぶこと」を学べたのは大きいですね(笑)

入社してわかった「編集者の意外な一面」

ソラジマで編集者をしていて良かった、楽しい感じるのはどのような部分ですか?

石川:僕の場合は2つあります。

まずは単純に、漫画に携われることです。
作家さんと一緒に「ここをこうしたらストーリーがより面白くなるんじゃないか」と考えたり、キャラクターを動かす作家さんをサポートしたり。
とにかく漫画が好きなので、ただ漫画の仕事ができているというだけで嬉しいんです。

あとは、シンプルに自分が面白いと感じた作家さんの作品を、自分が「推せる」ということです。
もともと人の感情を動かすことや熱いことが好きなので、作家さんが抱える熱い思いを読者の方々に届けられるのは、やりがいを感じます。

もともと抱いていた編集者という仕事のイメージは、入社してから変化しましたか?

石川:僕が中途採用ではなく大学院生だったから、というのもあるのでしょうが、「意外とめちゃくちゃ社会人だ」と感じました。

作家さんと一緒に漫画の構成を考えたりストーリーを練ったり、クリエイティブな部分が多い仕事だと思っていましたが、僕が編集者になって一番やっていることが「どうやったら相手の仕事がやりやすくなるか」ということです。

相手の状況を考えて返信したり、使う言葉を選んだり、華々しいクリエイティブな仕事の一方で、“社会人的な要素”が大きいのは学びでした。

子ども時代の「誰かを喜ばせたい」が今につながる

石川さんは子どもの頃や学生時代、どのような人間でしたか?

石川:僕が周囲を楽しませて、それで皆が笑ってくれることが好きな人間でした。

小さい頃、おじいちゃんおばあちゃんの家に預けられがちだったんですが、おじいちゃんおばあちゃんが積極的に遊んでくれるわけではなかったんです。

いつもテレビや漫画ばかり1人で見て寂しい思いをしていたので、誰かと面白い経験を共有したり、誰かを喜ばせたりすることが自分の中でものすごく大切なことになっていきました。

具体的に、相手を喜ばせるためにしていたことはありますか?

石川:具体的なことだと料理です。

僕はめちゃくちゃ料理が好きで、今でもマシーンを使ってパスタを麺から打ったりラーメンもスープから作ったりするほどなんです。
料理を作って、それを食べてもらっているときの相手の喜んでいる顔を見るのがすごく嬉しいんです。

もうひとつは、俳優をしていたことかなと思います。
やっていたのは1年ほどなのですが、自分の演技で何かを感じてもらえたり、感動を与えられたりした体験は、今も自分から色々なところに飛び込んでいける指針になっていると感じます。

昔から持っている、相手を楽しませたい、喜ばせたいという部分や、何かに臆せず挑戦する部分が今のソラジマでの仕事に活きている気がします。

ソラジマ編集者の共通項とは

ソラジマにはどんな人が向いていると感じますか?

石川:一言では言い表せないくらい多種多様な性格の人たちがいるのですが、ソラジマの編集者にひとつだけ共通しているのが、「負けず嫌い」です。
この要素を持っている人が、ソラジマに向いていると思います。

誰かがヒットを出しても「いい作品を出してくれたな」で終わる人はいなくて、「この人、こんなやばい作品出してくるのか!負けてられない」と闘志を燃やす人ばかりですね。

それが、見るからに熱い雰囲気の人ばかりではなく、一見クールな人にもそういう部分が見え隠れしています。

石川さん自身も、他の編集者に触発された経験はあるのでしょうか?

石川:ありますね。ヒット作が出れば会社にとって喜ばしいことではあるのですが、ただそれを祝って終わるのではなく、「自分はさらに大きなヒット作を出して会社に貢献してやろう」という気持ちになります。

他の編集者が良い業績を出せば出すほど、こちらのアクションも磨かれていく感覚があります。

石川さんの誰もがバカにする大きな夢

それでは最後に、石川さんの「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください!

石川:「自分が今までお世話になった方々の本棚に、自分の編集した漫画が並ぶ」ことです。
僕の周囲には漫画好きが多くて、面白い面白くないという部分に関して厳しい人たちが結構多かったので。
僕が編集したことを認識していなくても、手に取ってもらえるのが夢です。

単なるエンタメの消費で終わるのではなく、僕の関わった作品を読んだ人の人生観が少し変化したり、その日の気分を豊かにしたりする作品を生み出していきたいと思っています。

おわりに

ソラジマでは、編集経験や社会人経験が今までないことが入社の壁にはなりません。逆をいえば、「未経験だから」ということが言い訳にはならないということ。

どんなバックグラウンドを持っていても、熱い気持ちを持って行動できれば、活躍の機会は平等に与えられているのがソラジマです。

誰かにはバカにされるかもしれないけれど実現させたい!そんな大きな夢を叶えられる、そんな環境で一緒に働いてみませんか?

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