1. トップ
  2. 経営・ビジネス
  3. 【母の日企画】母となって、ソラジマで、働く——経理総務担当・新井友紀

経営・ビジネス

2023.11.01

【母の日企画】母となって、ソラジマで、働く——経理総務担当・新井友紀

eye catch

Webtoon業界を牽引し続けるソラジマ。ゴールデンウィーク中、電子コミックを読んでいました、という方も多いのではないでしょうか。

さて、そんなゴールデンウイークもあけた5月14日は母の日

ソラジマがスタートアップ企業でありながら、母業をする者にとっても働きやすい環境であることは過去の記事でもお伝えしたとおりです。
というのも、代表2名に、「子どもは将来の国を支える大事な人材だ」という意識があるからなんですね。

とはいえ、「制度は整っているかもしれないけど、実際にみんな使えてるの?」「今時、『うちは働きづらいです』なんて言う会社ないよね…」とお思いの方もいらっしゃるのでは。

制度が整っているのはわかった、代表2人が「ママ」「パパ」で区別して考えるのはナンセンスだと思っているのもわかった、でも、実際働いてみてどうなの?

というわけで、今回は「母として働く」と題し、フルコミットメンバー・ソラメン(正社員)である新井さんに、「母として」見た労働環境としてのソラジマについてお話いただきました。

母にも寄り添うソラジマ

早速ですが、略歴からお伺いできますか。

学校を卒業してから、韓国の免税店の会社で、お客様対応の仕事をしていました。

その後不動産会社で、今ソラジマでやっているのと似たような、総務・労務・経理等の仕事をしていました。その仕事が、かなり出張が多いものだったので、忙しすぎるということで一旦退職し、半年くらい専業主婦をしていました。

その時に、元々知り合いだった代表の萩原から「手伝ってくれないか」ということで声がけがありソラジマに入りました。
現在、正社員として総務と経理を担当しています。

ソラジマに入ってから出産を?

そうです。娘が2歳8ヶ月になります。

出社日は朝が勝負!

出社なさっている日のスケジュールをお伺いします。

現在、出社は週3日です。
朝6時に起きて、8時に娘を保育園へ送り出し、8時から9時の間に出社準備をしながら、ちょっとした夕飯の準備なんかもしておきます。と言っても、炊飯器にお米をセットしておくとか、冷凍してあるものを、冷凍庫から出したりとか。
9時頃家を出て、10時頃会社について、仕事をして、17時くらいに退勤し、18時に娘を迎えに行きます。そこから夕飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて、次の日に向けての家のことをして…となると、寝るのが24時、25時くらいでしょうか。

その、ちょっとした夕飯の準備、やってあるだけで随分帰宅後が違いますよね。あとは焼くだけ!みたいな。

そうなんです。とにかく帰宅後いちからは作っていられないので…。

朝、6時から8時はご自身の身支度とか、お子さんの支度とかですかね?

そうですね。あと、自分と主人のお弁当も作ったりとか、掃除したりとか…。

お弁当…!

朝の2時間はもう、あっという間ですね。

そうですよね…。出社してからはどんな感じですか?

出社した10時から1時間くらいは軽く拭き掃除をしたり、備品のチェックしたりといったことに充てています。給茶機に水を足したり、コーヒーを足したり、ティッシュペーパーなんかの補充をしたり、ですね。
そのあと、11時から退勤までは、メール対応、電話対応をしたり、経理の仕事をしたり、デスクワーク中心に仕事をしています。

編集者の方のように打ち合わせをしたり、会議をしたり、というよりは、ご自分のペースでお仕事をこなしていく、という感じでしょうか?

どちらかというとそうですね。

経理をご担当なさっているということですが、締日前後はお忙しかったり…?

やはり、月末や月初はそうですね。

そういう時でも17時退勤ですか?

夫もかなり忙しいので、仕事がどうしても忙しくて無理、という時は、実家から母にお手伝いに来てもらう時もあります。

出社しないとできない仕事を出社日に集中させる

在宅勤務の日はいかがですか?

在宅勤務の日も、朝は同じです。
6時に起きて、8時に娘を送り出し、1時間くらいで仕事の準備をしたり、家のことをしたりします。
出社しない日は、通勤時間がない分、9時から17時半くらいまで仕事をします。

帰宅後は出社日と同じですもんね。

はい、そうですね。

出社日と、在宅勤務の日で、仕事内容を分けていたり、といったことはありますか?

そうですね…。
出社しないとできない仕事、例えば備品の確認とか、書類に押印したりとか、何かをコピーして配布するとか、そういった仕事を出社日にやるようにしています。
パソコンさえあれば終わる業務を自宅勤務日に集中させるようにはしています。

育児だけでなく、「子を持つ」ことに理解のある会社

今、ソラジマの育児支援制度で利用しているものは何かありますか?

キッズケア(子どもの発熱などで出社できない時に、在宅勤務に振り替えられる制度)と、キッズ送迎(子どもの送迎のための遅刻早退は減給免除となる制度)を利用しています。
あと、これから使おうと思っているのが、妊活休暇(不妊治療のための月1回取れる有給休暇)です。

▼ ソラジマの福利厚生はここからチェック ▼


妊活休暇もあるんですね。

不妊治療って、ホルモンバランスとかを見て通院のタイミングが決まるので、突然病院から「明日来て」と言われることも少なくないんですよね。
そういう時に、制度として確立されていると、言いやすいというか…。

それはありますね。「明日、妊活休暇とります!」「わかりました!」みたいな。

そうですね。

いわゆる生理休暇である「エス免」もありつつ、それとは別に妊活休暇もある、と。
会社の雰囲気的には、エス免とか、妊活休暇とか、取りやすい感じですか?

そうですね。
現状、妊活休暇を利用している人はいないんですけど、エス免利用者は結構います。
妊活休暇も、制度として確立される前から、妊活に対する理解はあって、お休みは取りやすかったです。

その「理解がある」って大きいですよね!私の前の職場は、服務規定に「生理休暇」って書いてあるのに、取ろうとすると「それくらいで休むとは何事だ!」て怒られるっていう……。

えぇっ…。

友人の話を聞いていても、そういう職場、多いですよね。

そうですね…。

仕事だけしていれば幸せなわけじゃないし、かといって子どもが欲しいなら仕事を辞めろっていうのも違うと思うし、そういったところに理解があるっていうのは素晴らしいですね。

友人の話を聞いていても、まず妊活休暇みたいな制度がないので有休を取るしかないんですよね。それで、不妊治療で定期的に有休を取るのにも、上司の理解が得られなかったりして結局退社することになった、という子も結構いるんです。
そんな中で、本当にありがたい制度だな、と思います。

そこはやっぱり「Free&Responsibility」のカルチャーや「ソラジマベスト」の考えが根底にあるんでしょうか。
責任を持ってソラジマにとってベストな働きをしてくれれば、それでいい、というか。

制度の理念としては、「ソラジマという会社と生涯を共にする社員の、生活も大事です。この先5年、10年、一緒にやっていく中では、ライフステージの変化もあるでしょう。社員のみんなに寄り添えるパートナーでありたいと考えています。」ということがあるようです。

優秀な方が揃っていらっしゃる会社ですし、サポートすることでソラジマで働き続けてくれるのであれば、ソラジマとしても得るものが大きい、ということでしょうか。

そんな使い方もあったか!FR休暇

お子さんがまだ小さいので、あまりないかもしれませんが、意外に園行事でお休み取る時ってあると思うんです。誕生月のお誕生日会は保護者もどうぞ、とか、親子遠足とか。そのような時は普通の有休を?


弊社にはFR休暇(※ソラジマは土日が休日で、祝日は勤務日。その代わり、祝日の日数分、好きなところで有給の休暇が取れる)があるので、それを使います。

なるほど!

実はちょうど先日、子どもを通わせている保育園から「今年度は親子遠足を実施する」というお便りが来ていて。

コロナ禍で中止になっていた園が多いですけど、今年はやるところが多いですね。

そこで FR休暇を取ろうと考えていたところです。

なるほど。いつ取ってもいいんですもんね。園行事にFR休暇、いいかもしれません。

「働きやすい度」はほぼ100%

ご主人もかなりお忙しい中で、感触として、ソラジマの母業との両立のしやすさはどれくらいですか?

100%に近いと思います !

100%!それはどのようなところから?

まずは制度が整っているところです。
先ほど挙げたキッズケア、キッズ送迎、妊活休暇なんかはそうですよね。子どもがいても、「申し訳ない…」とそこまで思わずに働ける環境があると思います。
それから仕事を進めていく上では、頼ってもらえる、ということが大きいです。
弊社は他社さんと比べて少数精鋭でやっている部分があるので、正直、負担が大きいなと思うこともなくはないです。
ただ、やりがいはありますし、「子どもがいるから重要な業務をさせない」ということがないです。偏見かもしれないですけど、前職ですとか、友人の職場ですとか、時短で働くママには責任の大きい業務はさせない、というところもあると思うんです。ソラジマは、それがない。

母だって、きちんと働きたい

ソラジマって、ママだから、とか、時短で働いているから、とかっていうのがあまりなくて、頼ってもらえる感じがします。

勝手に「新井さんはお子さんがいるから難しいよね」と決めつけられて仕事を振られない、ということがない、ということでしょうか。

そうですね。

色々調整してその仕事を受けるなり、申し訳ないけどお断りするなり、そこの判断は新井さんに委ねられている、と。

はい。「産休育休から復帰すると、元のポジションには戻れない」ってよく聞くと思うんです。実際問題としては子どもを迎えに行かなきゃいけないし、いつでも残業できるわけではないのだけど、そこが問題で第一線から退いていくということが、ソラジマにはないのかな、と。

置かれた背景は関係なく、一戦力として扱ってもらえる。制度の面、任される仕事の面、双方からみて満足度は100%に近い、と。

はい。

計画通り進められないからこそ、計画的に

育児とお仕事を両立させていく中で、気をつけていること、工夫していることなど何かあれば伺いたいのですが。

育児に関しては、自分に対して100%、完璧を求めないようにはしています。私にとっては今のバランスがちょうどいいというか、仕事でのストレスを子どもに癒してもらい、家事育児のストレスを仕事をすることで解消しています。元々仕事が好きなので、仕事をすることが楽しいというか…なので、何を意識しているか、と改めて問われると…。

先ほど朝の時間に夕食の準備を、とおっしゃっていましたが、元々計画的に物事を進めるのが得意なタイプでいらっしゃいますか?

いや、そうでもないです。
逆に、計画通り進められないからこそ、意識してやっておく、という感じです。

なるほど。お子さんが生まれてから変わったことはありますか?
うちなんかは、子どもが生まれてからは「ちゃんとした時間に食べさせなきゃ」「栄養バランス考えなきゃ」「ちゃんと寝かせなきゃ」なんて思ったりしたんですけど。

わかります。
子どもが生まれる前は、ギリギリまで働いちゃうタイプだったんです。
就業時間関係なく、結構遅くまで仕事をして、まさに疲れたからお惣菜買って帰ろう、とか結構あったんですけど、確かに子どもを産んでからはそうは言っていられないので、そうですね、そこは変わりましたかね……。

やはりそうですか。

子どもって小さいうちはすぐ風邪引いちゃうじゃないですか。なので、なるべく毎日同じ時間に同じことをして生活リズムを整えるようにしています。ご飯もそう、お風呂もそう、寝かしつけも…。だいぶ一人で寝れるようにはなってきましたけど、やっぱり、トントンしたりとか。
そこは崩さないように気を付けるようになりました。全部逆算して、やっていく感じで。まぁ、そううまくは行かないですけどね…。

実際に普段の姿を見ているわけではなく、お話聞いているだけですけど、それでもすごくきちんとやっていらっしゃるな、という印象を受けます。

(照れ笑い)

私は朝が弱くて、私「が」朝ギリギリまで寝ているので、お話を伺いながら、「そうだよな…朝冷蔵室に移すだけでも違うよな…」と思いながら(笑)

毎日ちゃんとはできていなくて、「忘れたー!」っていう日もあります。

先ほど「計画通りにできないからこそ、意識してやっておく」とおっしゃっていましたが、その辺りが意識していらっしゃることなのかな、とお話を伺っていて感じました。

17時に気持ちよく退勤するために

出産なさる前はギリギリまで働くのが好きだった、とおっしゃっていました。今は、17時に退勤なさるけれど、「新井さんは17時退勤だからラクな仕事ね」とはなっていないわけですよね。

そうですね。

と考えると、おそらく、17時に帰るための工夫みたいなものがあるのではないかと思うのですが…。

工夫とは少し違うのかもしれませんが、色々なシステムを入れていただいています。例えば、電話番にしても、全部の電話が私のところに直でかかってくるわけではなく、代行会社に一次対応をお願いしていて、連絡がメッセージで送られてきます。
それをみて、「これは折り返ししなくてはいけない案件だな」とか、「これは早めに対応したいな」とか判断できるので、仕事が進めやすいですね。
メールも、全部Slackに来るようにしているのでそこで確認したり。

なるほど。

いろんな人が、部署の垣根を超えて「これ、便利だよ」「これ入れたら新井さんの仕事が効率化できると思うよ」って教えてくれるんですよね。
システム以外にも、パソコンの機能とか、Googleのアドオンとか。そういうので、楽になっているっていう印象はあります。

他部署の人でも教えてくれたり、っていうのはいい環境ですよね。

いいです。本当に助かります。

なんか、ソラジマっぽい感じがしますね。
部署関係なく、仕事がやりやすくなるために協力する、という感じは、他の方のインタビューをさせていただいていても、感じる部分ではあります。

みんな昔は赤ちゃんだった!

お子さんが2歳8ヶ月ということで、かわいいけど、絶妙なところで話が通じないというか、言うこと聞いて、という時期なのではないかと思うのですが…。

そうなんですよ…(笑)

時にはイラっとしてしまうこともあるのではないかと思うのですが、育児でも、お仕事でも、「イラッ」とした時のストレス解消法は何かありますか?

赤ちゃんの時を想像します。

赤ちゃんの時を?生まれたての姿を、ですか?

とりあえず赤ちゃんを思い出そう、と。
こんな小さい赤ちゃんの時があって、今、自分の言いたいことを言っている!成長じゃないか!と。

おぉ、素晴らしい。

会社でも、「なんだよ」と思うことがあっても、この人にも赤ちゃんの頃があったんだ!と。
元々感情移入するタイプではあるんですけど、母になってから、成長に目が行くと言いますか。「ハリー・ポッター」見てても、赤ちゃんだったハリーがこんなに成長してこんな戦いに行くんだと思ったら大号泣です。自分の息子だったら、自分の娘だったら、あんな赤ちゃんだったのが頑張って大きくなって…みたいなところに目が行きがちになりました。

確かに、何を訴えているのかもよくわからなかった赤ちゃんが、自分の口で自分の要望を言っている!成長ですよね。ちょっと、今度、真似してみます。

でもこれって、子を授かるまでの経緯も関係しているのかな、とも思うんです。
私、普通分娩だったんですけど、分娩台に上がる前の陣痛室に2日間くらいいたんですよ。
それで、苦しんでる時に看護師さんに「赤ちゃん欲しかったんでしょ」って言われて、ハッとして。「そうだ、私が望んで授かった子なんだ」って。
だから、子どもに対してイラっとした時にも「私が欲しかったんだ」って思い出すんです。
会社でも同じで、「あー疲れたな」「あーなんだよこれ」って思っても、「自分が働きたくて働いてるんだよな」って思うと、「自分で選んだ道なんだからしょうがない、頑張りなさい」ってもうひとりの自分が私に叱咤激励します

もう一人の自分を持つっていうのは大事かもしれませんね。イラッとしている自分を俯瞰でみてくれて、「あぁだよ」「こうだよ」「こういう気持ちがあったんでしょう?」て気づかせてくれるというか。

そうですね。

誰もがバカにするでっかい夢を支える

最後にひとつお伺いします。
ソラジマのログラインが「誰もがバカにする、大きな夢を叶えてみせるーー。」であることから、皆さんソラジマで叶えたいでっかい夢をお伺いします。
新井さんがソラジマで叶えたいでっかい夢はなんですか?

編集者さんたちが、その力を存分に発揮できる基盤を作ること」でしょうか。私はバックオフィスなので、花形の編集者の皆さんが、思う存分力を発揮できる、安心して働ける環境を作っていきたいです。誰かの役に立てたらいいですね…とは思いますが…でっかい夢…(しばし考え込む)

では、5年後、ソラジマがどんな会社になっていたらいいと思いますか?

みんなに憧れられる、みんなが知っている会社、になることです。例えば、ですけど、集英社さんとか、任天堂さんとか。みんなが知っている会社じゃないですか。

ソニーさんとか。

そういう、みんなが知っている会社になって、みんなが外に出ていって、という感じになったら嬉しいですね。

Webtoonの編集者の皆様が、思う存分力を発揮できる環境を作ることを通じて、ソラジマが誰もが知っているような大企業になるのに貢献できたら、という感じでしょうか。

そうですね。

新井さんが経理や総務のお仕事をしっかりして環境を整えてくださるからこそ、編集者の方が編集の業務に集中できる、見えないけれどとっても大切なお仕事ですよね。

ありがとうございます。

今日は取材しながら学ばせていただくことが非常にたくさんあって、得した気分です。本当にどうもありがとうございました。

ありがとうございました。

編集後記

取材担当も育児真っ只中なのですが、朝の準備、子どもとの向き合い方など、非常に学ぶところの多いインタビューとなりました。
キッズケア、キッズ送迎、といったソラジマの制度も素晴らしいながら、新井さん自身がスーパーお母さん兼スーパーソラメン、そしてひとりの女性としても素敵な方でした。

ソラジマでは新井さんのような素敵な方がたくさん働いています!

この記事をシェア

facebookhatena bookmark

公式SNSをフォロー

instagram